繰り返しの制御構文には、for文の他にwhile文というものがあります。
while文は、指定した条件式が成り立っている間、処理を繰り返します。
構文は以下の通りです。
while 条件式:
処理
for文の回で説明した、「あいうえお」を順に表示するプログラムをwhile文で記述すると以下のようになります。
hiragana = (“あ”, “い”, “う”, “え”, “お”)
i = 0
while i < len(hiragana):
print(hiragana[i])
i += 1
while文では、ループの回数を管理するような変数を用意しましょう。
上記の例では、i がそれにあたります。
iは、「制御変数」と呼ばれます。
最初に、iに0を代入しています。(初期化)
次にwhile文ですが、条件式が「i < len(hiragana)」となっています。
この意味は、変数iが、要素数(len(hiragana)」より小さい間は、処理が繰り返される、
という意味になります。
次が、print文でhiraganaのインデックスがiの中身を表示し、最後に、変数iをカウントアップ(1プラス)しています。
○break文
ループの途中で処理を中断させたい場合に用いられるのがbreak文です。
一般的に以下のように使用されます。
while True:
処理
処理
if 条件式:
break
例文で見ましょう。
k = 5
i = 0
while True:
i+=1
print(i)
if i == k:
print(“while文から抜けます!”)
break
上記を解説すると、iが制御変数となっています。
iがカウントアップされていき、iが5になったら、if文の条件式を満たすので、breakが実行されて、処理が終わります。